Ryo Shimizu
強さとは優しさ
今年に入ってからずっと言い続けているのが、年齢や学年に関係なく行動できるといいね、ということです。例えば、練習前の準備、練習後の片付け。1年生だけがやればいいのか?学年が上がれば準備をしなくていいのか?それは間違いです。早く着替えた者から荷物を持っていけばいい。この荷物は下級生が持っていくものだ、という不要な認識は捨てようという話を何度もしてきました。先日、練習が終わると、3年生が率先して荷物を運ぶ姿が見られました。今年の1年生は人数が少なく、荷物をすべて運ぶのは大変です。それを見て見ぬふりするのはとても格好悪いことです。しかし、最近は先輩たちのそういう姿が見られます。良い行動ですね。
サッカーはチームスポーツです。自分さえよければいい、という思考の人はサッカーに向いてないと思います。ピッチ外でも同じです。こうして視野を広く持ち、助け合いができる選手は、きっとピッチ内でも気の利いたプレーをしてくれるでしょう。
上下関係とは何か。年上は、常に模範となる行動をして、後輩に背中で示すのです。後輩はそれを見て、学び、自分が先輩になったときに、それを真似して実践するのです。年齢でマウントをとり、自分が先輩だからと言って何もしないような人は、先輩でも何でもありません。ただ年を重ねた役立たずの人間です。「強さとは優しさ」です。本当に優れた人は、誰に対しても優しをを持っています。2.3年生はこのような強さを身につけてほしいですね。
最初に述べたような、準備や片づけを先輩が率先して行う、こうした流れが良い伝統になることを願います。
さて今日から夏休みです。とことん追い込みましょう!